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そんなときは歩くに限る

さて、どんな文章を書こうかな。 そんなときは歩くに限る。 鞄にノートとペンと本を入れて家を出る。行き先は決まってない。ともかく歩き出すのが肝心だから。 机に向かってじっとしていたせいか、歩き始めは少し変な感じがする。手足を交互に前へ。足が地面…

『夏目漱石『文学論』論(仮)』

『夏目漱石『文学論』論(仮)』(幻戯書房、2017刊行予定)の初校ゲラを眺めております。 当初の予定では、もうちょっとスマートというか、しゅっとした本になるはずだったのですが、このままだと前著『「百学連環」を読む』(三省堂)より厚い本になってし…

池澤夏樹=個人編集 日本文学全集『源氏物語』(角田光代訳)/『池澤夏樹、文学全集を編む』

2014年の『古事記』(池澤夏樹訳)から始まった「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(全30巻、河出書房新社)も既刊27巻となり、残るは角田光代さんによる新訳『源氏物語』(3巻)となりました。 その上巻(1帖「桐壺」から21帖「少女」)が9月11日に刊行…

「100人がこの夏おすすめする一冊 2017」

青山ブックセンター本店で始まったブックフェア「100人がこの夏おすすめする一冊 2017」で選書をしました。 100人の人が、それぞれ1冊を選んでコメントを書くという企画です。 (写真は青山ブックセンター本店提供) なにを選んだかは、ご覧になってのお楽し…

「人生がときめく知の技法」第12回

「webちくま」で吉川浩満くん(id:clnmn)と連載中の「人生がときめく知の技法」第12回が公開されました。 「「心像の正しい使用」とは?」(その三)です。 「その三」と続いているくらいで、ここはエピクテトス先生の説く哲学のそれこそ心臓部であります。…

『ゲンロンβ16』に寄稿しました

東浩紀さんが編集するメールマガジン『ゲンロンβ16』に、吉川浩満くん(id:clnmn)との連載書評「人文的、あまりに人文的」第14回を寄稿しました。前回までは毎号掲載でしたが、今回から隔号掲載です。 加熱する人工知能ブームを冷静に見るための本と、現在…

東京工芸大学での講義は最終回

東京工芸大学での講義「ゲーム学I」「シリアスゲーム論」がすべて終了しました。お引き受けして以来、多くても3回までというつもりでいたのですが、4回目の登壇となりました。そして、今年をもって最終回とする所存です。 大学/大学院での講義は、2009年に…

「人生がときめく知の技法」第11回

「webちくま」に吉川浩満くん(id:clnmen)との連載対談「賢人エピクテトスに学ぶ人生哲学 人生がときめく知の技法」第11回を寄稿しました。 今回は「「心像の正しい使用」とは?」のその二です。 ここ数回、少し込み入った話をしていますが、吉川くんと私と…

『本の雑誌』2017年8月号「知の巨人に挑む!」

『本の雑誌』2017年08月号(通巻410号)「特集=知の巨人に挑む!」(本の雑誌社)に寄稿しました。 (いつもはほがらかな感じの表紙も、今回ばかりは「いいから本を読め」と、眉間にしわのよった感じで迫ってきます) 特集に関連する目次は次のとおり。 ・…

池澤夏樹=個人編集「日本文学全集」第28巻『近現代作家集III』の月報に寄稿しました

池澤夏樹=個人編集「日本文学全集」第28巻『近現代作家集III』(河出書房新社、2017/07)の月報に寄稿しました。 今回の月報には、池澤春菜さんによる「世界の形と言葉の灯台」と、拙文「宇宙全部入り――玄関から銀河帝国の滅亡まで」が掲載されています。 …

馬場保仁+山本貴光「ゲーム教育トーク」

馬場保仁くんとの対談「ゲーム教育トーク(後編)――ゲーム作りは心の動きをデザインすること」(「ゲーム業界 活人研究」、Social Game Info)が公開されました。 『ゲームの教科書』(ちくまプリマ-新書)の共著者でもある馬場くんと、ゲームクリエイター…

東京工芸大学「ゲーム学I」最終課題について

東京工芸大学「ゲーム学I」最終レポート課題についてお知らせします。 課題 次のいずれかのゲームをプレイして、分析・記述せよ。 ★『Continuity』 http://continuitygame.com/playcontinuity.html ★『Switch』 http://neutralx0.net/escape/r1.html ★『Aste…

「知は巡る、知を巡る――西周とまわる日本語の旅」

「知は巡る、知を巡る――西周とまわる日本語の旅」 2017年06月13日(火)追記: はやくも満員御礼とのことです。 「これ以降は欠員が出次第のご案内となります。Tsuwano T-spaceまでお電話いただければ、追加リストにいれさせていただきます。」(事務局より…

書評:ルトガー・ブレグマン『隷属なき道』(文藝春秋)

『週刊現代』7月8日号(講談社)に書評を寄稿しました。 評したのは、ルトガー・ブレグマン『隷属なき道――AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働』(野中香方子訳、文藝春秋)です。 貧困の問題を解決するには、ベーシックインカムと労働時間…

「東京堂書店トークイベント報告」(工作舎)

先日、東京堂書店で行った古賀弘幸さんの新著2冊の刊行記念のトークイヴェントについて、工作舎のウェブサイトにレポートが掲載されました。 当日は、古賀さんが用意したたくさんの写真を見ながら、『文字と書の消息』(工作舎)と『書のひみつ』(朝日出版…

「人生がときめく知の技法」第10回

隔週でお送りしている「webちくま」での吉川浩満くん(id:clnmn)との連載「人生がときめく知の技法――賢人エピクテトスに学ぶ人生哲学」第10回が公開されました。 今回は、「「心像の正しい使用」とは?」と題して、エピクテトス哲学の核心に向かって、さら…

古賀弘幸×山本貴光「文字百景 世界は文字で満ちている! ――書の「文体」の不思議に遊び、考える夕べ」(東京堂書店)

古賀弘幸×山本貴光「文字百景 世界は文字で満ちている! ――書の「文体」の不思議に遊び、考える夕べ」(東京堂書店) 古賀弘幸さんの新著『文字と書の消息』(工作舎)、『書のひみつ』 (朝日出版社)の刊行を記念して、トーク&サイン会が開かれます。 僭…

書評:ジョシュア・ウルフ・シェンク『POWERS OF TWO 二人で一人の天才』

「日本経済新聞」2017年06月17日(土)版に、ジョシュア・ウルフ・シェンク『POWERS OF TWO 二人で一人の天才』(矢羽野薫訳、英治出版、2017/04)の書評を寄稿しました。 以下余談です。 私は、最初に書いた『心脳問題――「脳の世紀」を生き抜く』(朝日出版…

スコット・ジョセフ「場所のない言葉」第3回「第二のことが第一に」

世界のデザイン誌『アイデア』no.378号(誠文堂新光社、2017/06)に翻訳を寄稿しました。 スコット・ジョセフ「場所のない言葉」第3回「第二のことが第一に」です。 特集の「グラフィックの食卓」もたいへん充実しております。 また、新連載の太田暁雄「アト…

神田桂一×菊池良×仲俣暁生×山本貴光「僕は・文体模写が・好きだ。」

★神田桂一×菊池良×仲俣暁生×山本貴光「僕は・文体模写が・好きだ。」 神田桂一さんと菊池良さんの新著『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(宝島社)刊行記念のイヴェントに、仲俣暁生さんとともにお邪魔します。 夏目漱石にはじまり、芥川…

「人生がときめく知の技法」第8回

ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。 webちくまに吉川浩満くん(id:clnmn)との共著「人生がときめく知の技法」第8回を寄稿しました。 「人間の諸能力について、考える」と題して、エピクテートス先生が指摘する「権内」「権外」について、さらに検討を進めて…

「ゲームと人間」

『atプラス』第32号(太田出版)は、吉川浩満くん(id:clnmn)の編集協力で「人間の未来」という特集を組んでいます。 吉川君は、表紙とグラビアページにも登場しています。愛犬マの姿も! 目次は以下のとおり。 吉川浩満「特集によせて」稲葉振一郎+吉川浩…

松田行正『デザインってなんだろ?』書評

『週刊読書人』2017年05月19日号に、松田行正『デザインってなんだろ?』(紀伊國屋書店、2017/04)の書評を寄稿しました。 一面は、柴田元幸さんと大宮勘一郎さんによるポール・オースター『冬の日誌』『内面からの報告書』(新潮社)刊行を機とした対談。 …

「人生がときめく知の技法」(webちくま)

吉川浩満くん(id:clnmen)との連載「人生がときめく知の技法」(webちくま)に「間奏 降臨! エピクテトス先生。上司にムカつく30代男性の相談に答える!(後篇)」を寄稿しました。 前回から、エピクテトス先生にゲスト出演いただいております。

「あの著者が選ぶ『テーマで読む5冊』第3弾」

丸善本店で「丸善丸の内本店×hontoブックツリー あの著者が選ぶ『テーマで読む5冊』第3弾」というブックフェアが始まりました。(サイトによれば期間は5月10日から6月14日) 以前hontoに寄稿したわたくしの選書「インターフェイスを考える」も、R. マリー・…

書評「一三〇〇年越しのミステリー」

『新潮』2017年06月号第114巻第6号(新潮社)に、書評「一三〇〇年越しのミステリー」を寄稿しました。 ご紹介したのは、池澤夏樹『キトラ・ボックス』(角川書店)です。 キトラ古墳をめぐる歴史・考古学ミステリー×国際陰謀という二重の謎がしかけられた百…

『夏目漱石『文学論』論(仮)』

執筆中の『夏目漱石『文学論』論(仮)』(幻戯書房から刊行予定)の本文をひととおり書きました。 漱石の『文学論』を読み、使うための本です。 最初の原稿をいつ書き始めたのかと思ってフォルダを見てみたら、2013年の秋頃でした。もう3年以上やっているの…

國分功一郎『中動態の世界――意志と責任の考古学』書評

「日本経済新聞」2017年04月29日号の書評欄に、國分功一郎『中動態の世界――意志と責任の考古学』(医学書院)の書評を寄稿しました。 私たちは、行動をともすると「する」「される」と、能動/受動でとらえますが、実際にはそんなにすぱっと割り切れるもので…

ゲーム学I/シリアスゲーム論 講義の予定

先日の講義でもお伝えしましたが、東京工芸大学での講義「ゲーム学I」「シリアスゲーム論」、2017年5月1日(月)は休講です。次回第4回は、その翌週、5月8日(月)の予定であります。 念のため、ここにも記しておく次第です。どうぞよろしくお願いいたします…

「人文的、あまりに人文的」第12回

東浩紀さんが編集長を務めるメールマガジン「ゲンロンβ13」に、吉川浩満くん(id:clnmn)との連載書評対談「人文的、あまりに人文的」第12回を寄稿しました。 毎回、新旧の人文書2冊をとりあげて紹介する連載です。 気づけば開始してから1年が経ちました。 …