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ニコニコ美術館「DXP 次のインターフェイスへ」展

2023年10月26日(木)の夜、ニコニコ美術館で司会進行を務めました。 テーマは、金沢21世紀美術館で開催中の「DXP 次のインターフェイスへ」展です。 デジタルテクノロジーによってこの地球という惑星、そこに住む「私たち」の生き方や感性はどのように変わ…

「「生成Ai小説」が新人賞を取る日」

「産経新聞」2023年9月11日号掲載の海老沢類記者による記事「「生成Ai小説」が新人賞を取る日…公募規定変更の動きも」で取材にお答えしました。記事で一部お使いいただいています。 www.sankei.com

山口昌男『本の神話学 [増補新版]』(中公文庫)解説

山口昌男『本の神話学 [増補新版]』(中公文庫、中央公論新社、2023.08.22)に解説「蔵書という思考法ーーあるいは、なぜ本なのか」を書きました。 同書は、1971年に刊行され、後に中公文庫、山口昌男著作集、岩波現代文庫に収められ、しばらく品切れとなっ…

『デヴィッド・クローネンバーグ 進化と倒錯のメタフィジックス』

ele-king編集部編『デヴィッド・クローネンバーグ 進化と倒錯のメタフィジックス』(Pヴァイン、2023/08)に『イグジステンズ』(1999)について書きました。 近未来のゲームを描いた映画ですが、幸か不幸か、現実のゲームはまだ『イグジステンズ』の水準に…

「「終わり」の見えない資本主義の〈その先〉とは?」

2023年8月4日(金)の夜は、代官山蔦屋書店で、大澤真幸さんとの対談でした。 大澤さんの新著『資本主義の〈その先〉へ』(筑摩書房)の刊行を記念して「「終わり」の見えない資本主義の〈その先〉とは?」というタイトルでお話しをしました。 同書は、これ…

DISTANCE.mediaのサイトが正式にオープン

以前ここでもご紹介した「DISTANCE.media」というサイトが正式にオープンしました。 運営・編集はNTT出版、サイトのアートディレクションは田中良治さんです。 私は、塚田有那さん、ドミニク・チェンさんとともにエディトリアルボードを務めております。 目…

視覚デザイン特別講義@長岡造形大学

2023年6月16日に、長岡造形大学の「視覚デザイン特別講義」でゲスト講義を担当しました。4・5限の2コマで、Zoomを使ったオンライン開催です。この特別講義は、一般の方も受講できる設定でした(要事前予約)。 上記は同大学の告知ページから。 講義概要と画…

「「世界を変えた書物」に触れて」(『三田評論』)

『三田評論』2023年5月号(慶應義塾)に「「世界を変えた書物」に触れて」を書きました。 昨年、最終回となる金沢展を開催し、公式図録を刊行した「世界を変えた書物」展についてのエッセイです。同誌の特集は「団地の未来」。 このエッセイは、その後、同誌…

DISTANSE.medeia、始まります

2023年6月にオープン予定のウェブメディア「http://DISTANCE.media」のプレサイトが本日公開となりました。 改めて、いろいろな意味で「距離」について考えてみようという趣向です。 編集はNTT出版、ドミニク・チェンさん、塚田有那さん、山本が編集委員を務…

2023年度の教育方面の仕事

新しい年度が始まるということで、ものを教える方面の仕事についてのメモをここにも残しておこうと思います。 2023年度は、引き続き東京工業大学で「哲学」他を担当します。 早いもので、着任してから今年で3年目となりました。大学生なら3年生です。もうす…

J. G. フレイザー『金枝篇』の顛末

3月半ばのことでした。Twitterの「金枝篇bot」さんがこんなツイートをしています。 『金枝篇8巻 スケープゴート』の初校ゲラ校正もほぼほぼ終わり、後は註釈の原典スペルチェックと山本貴光先生マターの幾つかのギリシア語・ラテン語翻訳を残すのみとなりま…

「原爆、原発、風船爆弾──ハンフォードから福島へ」

2023年4月4日(火)は、代官山蔦屋書店で「原爆、原発、風船爆弾──ハンフォードから福島へ」というトークイベントに司会として登壇しました。 安東量子さんの新著『スティーブ&ボニー』(晶文社)の刊行を記念して、安東さん、そしてアーティストの竹内公太…

猫町倶楽部の漫画読書会 第1回

2023年4月2日の夕刻から、猫町倶楽部の漫画読書会に選者として参加しました。 今回から3回の予定で、山本が選んだ漫画を課題図書として開かれる読書会です。 第1回の今回は、ヤマシタトモコ『違国日記』(祥伝社)の第1巻から3巻までとしました。目下第8巻ま…

「BHチャンネル×版美―YouTube生配信!!」

2023年4月1日(土)の夜、町田市立国際版画美術館で開催中の「自然という書物」展の関連イベントに登壇しました。 ヒロ・ヒライさん、橋本麻里さん、藤村拓也さん(担当学芸員)と私の4名で、同展覧会についてあれこれ話すという趣向です。 イベントは、YouT…

『文学は予言する』(新潮社)刊行記念トークイベント

2023年2月3日(金)の19:00から、ブックファースト新宿店にて、鴻巣友季子さんの新著『文学は予言する』(新潮社)の刊行記念トークイベントが行われます。鴻巣さん、渡辺祐真(スケザネ)さんとともに登壇して、あれこれお話ししたいと思います。 イベント…

下西風澄『生成と消滅の精神史』刊行記念イヴェント

来たる2023年1月24日(火)の夜、代官山 蔦屋書店にて、下西風澄さんの新著『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』(文藝春秋、2022/12)の刊行を記念したトーク・イヴェントが開催されます。登壇者は、著者の下西さんと、吉川浩満くんとわたくしです…

モーテン・H・クリスチャンセン&ニック・チェイター『言語はこうして生まれる』(塩原通緒訳、新潮社)書評

「日本経済新聞」2023年1月21日の書評欄に、モーテン・H・クリスチャンセン&ニック・チェイター『言語はこうして生まれる 「即興する脳」とジェスチャーゲーム』(塩原通緒訳、新潮社)の書評を書きました。 www.nikkei.com

今野真二『「鬱屈」の時代をよむ』(集英社新書)書評

『青春と読書』2023年2月号(集英社、2023/01/20)に、今野真二『「鬱屈」の時代をよむ』(集英社新書)の書評「感情にかたちを与える」を書きました。 seidoku.shueisha.co.jp 以下、2023年1月30日追記: 上記の書評がウェブでも公開されました。短いもので…

「人文的、あまりに人文的」#138

吉川浩満くんとお送りしている「人文的、あまりに人文的」第138回は「注目の新刊」です。 『江戸パンク!』『ホメロスと色彩』『日本の保守とリベラル』『システム・エラー社会』『社会学の力』『はじめて学ぶビデオゲームの心理学』ほかをご紹介しています。…

作家/翻訳家とのわくわく文学トーク」

「洋書ファンクラブ」などでお馴染みの渡辺由佳里さんのYouTubeチャンネルに、吉川浩満くんともどもお邪魔しました。「作家/翻訳家とのわくわく文学トーク」というコーナーです。本や読書について、90分ほどおしゃべりをしております。 www.youtube.com

「人文的、あまりに人文的」#137

吉川浩満くんとお送りしているYouTube番組「人文的、あまりに人文的」第137回は「新年のご挨拶&活動報告」です。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 www.youtube.com

「気になるところは定点観測」

『本の雑誌』2023年2月号(本の雑誌社、2023/01/11)の特集「本を買う!」に、「気になるところは定点観測」を書きました。2022年10月の1カ月のあいだに買った本について書くという、いろいろな意味で恐ろしい企画です。 中野善夫さんの名文「本を買え。天に…

「文学のエコロジー」第12回「「気」は千変万化する」

『群像』2023年2月号(講談社、2023年1月7日)に連載「文学のエコロジー」第12回「「気」は千変万化する」を書きました。 日本語で心や精神の働きを表すのに多用される「気」という語について眺めております。題材は林芙美子『浮雲』です。 gunzo.kodansha.c…

「文芸的事象クロニクル 2022.09-2022.11」

『文藝』2023年春季号(河出書房新社)に連載「文芸的事象クロニクル 2022.09-2022.11」を書きました。画像生成AIがコンテストで優勝、ゲーム「Ukraine War Stories」、ブンゲイファイトクラブ4他を並べております。 今号は瀬戸夏子+水上文責任編集の「批評…

2023年の展望

2023年の展望は……と書いてみて、毎度のことながら、果たせていない約束のあれこれが脳裡を巡る。大学での仕事を基礎としつつ、それらを一つひとつ形にするのが当面の目標である。 比較的見通せていることから書けば、次のようなことがある。 ★「文学のエコロ…

2022年の回顧

2022年の自分の仕事の回顧です。 ■A. 単著・共著・寄稿 ★01:『マルジナリアでつかまえて2 世界でひとつの本になるの巻』(本の雑誌社、2022/05/19) ★02:『世界を変えた書物 人類の知性を辿る旅』(山本貴光著、橋本麻里編、小学館、2022/10/18) ★03:『…

「「人文的、あまりに人文的」な、2022年人文書めった斬り!」

2022年12月26日の夜、ゲンロンカフェで恒例の「「人文的、あまりに人文的」な、2022年人文書めった斬り!」に斎藤哲也さん、吉川浩満くんとともに登壇しました。 このイヴェントでは、その年に刊行された日本の書物から、三者が目にしたり気になったものを選…

「22年下半期読書アンケート」(図書新聞)

「図書新聞」2022年12月24日号の「22年下半期読書アンケート」に参加しました。 今年の下半期に読んだ本から3冊を選んでご紹介しています。 また、同号では「海外文学・文化回顧2022」と題して、アメリカ、イギリス、ドイツ、ロシア、ラテンアメリカの各方面…

「2022年の収穫」(週刊読書人)

「週刊読書人」2022年12月16日号のアンケート特集「2022年の収穫」に参加しました。3冊を選んでコメントしています。 [3469]2022年12月16日号 データ版jinnet.dokushojin.com

「これから出る本」

「これから出る本」の2022年12月下期号の「本の周辺」コーナーに「棚から棚へと本は動く」と題して小さなエッセイを書きました。全3回の予定で、2022年11月下期号に第1回の「小さくても広大な本屋」を書いております。 2022年11月下期号は日本書籍出版協会の…