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「失敗は蜜の味――ゲームの快楽について」

『早稲田文学』2016年冬号第1022号(早稲田文学会発行、筑摩書房発売、2016/12)は、篠山紀信客員編集による「快楽の館」特集。 「失敗は蜜の味――ゲームの快楽について」というエッセイを寄稿しました。 ⇒早稲田文学 http://www.bungaku.net/wasebun/⇒篠山紀…

「人文的、あまりに人文的」第8回

東浩紀編『ゲンロンβ9』に、連載書評対談、山本貴光+吉川浩満「人文的、あまりに人文的」第8回を寄稿しました。 今回は青山拓央『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』、アレクシエーヴィチ『セカンドハンドの時代』、オルロフ『崩壊5段階説』などを取り上げて…

エイミー・E・ハーマン『観察力を磨く――名画読解』書評

「日本経済新聞」2016年12月11日号の書評欄に、エイミー・E・ハーマン『観察力を磨く――名画読解』(岡本由香子訳、早川書房、2016/10)の書評を寄稿しました。 2016.12.14追記:ウェブサイト「NIKKEI STYLE」でも公開されました。 style.nikkei.com 観察力を…

スコット・ジョセフ「場所のない言葉」第1回「テクノロジーとしての歩行」

『IDEA』第376号(誠文堂新光社)にスコット・ジョセフ「場所のない言葉」の第1回「テクノロジーとしての歩行」の翻訳を寄稿しました。 (IDEA No. 376〔下記リンク先〕より) ⇒IDEA > No. 376 http://www.idea-mag.com/idea_magazine/376/ アイデア 2017年 …

2016年人文書ベスト20

先日のゲンロンカフェでのイヴェント、斎藤哲也×山本貴光×吉川浩満「『人文的、あまりに人文的』な、2016年人文書めった斬り!」のために選んだ山本の2016年人文書ベスト20をここでもお知らせします。 ・イルマ・ラクーザ『ラングザマー――世界文学でたどる旅…

「知は巡る、知を巡る――西周とまわる学術の旅」

外での仕事で使っていたSurface Pro2が起動しなくなり、自宅のネット環境で使っている装置のクレードルが壊れ、お気に入りのシャーツのボタンはとれ、やってもやっても仕事は減らず(これはいいのか)、気づけば11月も終わるところ。みなさまご機嫌いかがお…

ミームデザイン学校で寄藤文平さんと講義します

中垣信夫校長率いるミームデザイン学校で、寄藤文平さんとともに講義を担当いたします。 デザインベーシックコースの一環で全5回の予定です。 ちょっと大風呂敷を広げて、百科事典、世界像、デザインというキーワードを中心にああでもないこうでもないと考え…

「私の好きな中公新書3冊」

「web中央公論」の「私の好きな中公新書3冊」のコーナーに寄稿しました。 中公新書は、新書のなかでも一番たくさん読んでいるだけに、3冊しか選べないのは大変です。どうやって選んだらいいのだ!? とお送りいただいた全書目リスト(約2400冊)を見ながら(…

ゲームをするとき、子どもの心に起きていること

11月23日(水)は、代々木高等学校で教育セミナーに登壇して参りました。 テーマは「ゲームをするとき、子どもの心に起きていること」。 子どもたちはなぜゲームに没頭するのか。頭ごなしに「ゲームばっかりしてないで勉強しなさい」と言っても、「はいそう…

双子のライオン堂より『草獅子』創刊

書店、双子のライオン堂が創刊した文芸誌『草獅子(そうしし)』創刊号が11/23に刊行されます。 特集は「終末。あるいは始まりとしてのカフカ」。 (書影は、下記公式サイトのものです) 私は特集とは別に書評「絶望から始める文学論」を寄稿しました。 とり…

書評『ハイブリッド・リーディング』(新曜社)

『週刊読書人』の2016年11月18日号(3165号)に書評を寄稿しました。 ★日本記号学会編『ハイブリッド・リーディング――新しい読書と文字学』(新曜社、2016/08) 書名の「ハイブリッド・リーディング」とは、従来の紙を用いた読書と、デジタルの各種装置を用…

「人文的、あまりに人文的」第7回

東浩紀さんが編集長を務めるメールマガジン「ゲンロンβ8」に、吉川浩満くんとの連載書評対談「人文的、あまりに人文的」の第7回を寄稿しました。 今回は、エピクテトス『人生談義』(鹿野治助訳、岩波文庫)、エミール・ブレイエ『初期ストア派哲学における…

「インターフェイスを考える」

hontoの「ブックツリー」というページで、インターフェイスについての本を5冊選んでコメントを書きました。 「インターフェイス」という言葉は、私が仕事で携わっているゲームでもよく使われますが、人によってけっこう違う意味で使っているためか、しばしば…

「描かれる石、描かれない石」

『日経回廊』第9号(日本経済新聞社、非売品)に「描かれる石、描かれない石」というエッセイを寄稿しました。 この号は「石と宝石」という特集で、私はマンガに描かれる石について、マンガその他の図版15点を交えながら6ページほど書いています。 こうした…

「文系/理系の枠を超え、分化していく世界を つなぎとめる」 (対談@B&B)

キンモクセイが香る季節ですね。ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。 2016年10月07日(金)の夜、下北沢にある本屋B&Bにて、三宅陽一郎さんと対談します。 山本貴光×三宅陽一郎 「文系/理系の枠を超え、分化していく世界を つなぎとめる」 『「百学連環」を読…

「知と言葉の連環を見るために」(じんぶんや選書フェア@紀伊國屋書店新宿本店3F)

紀伊國屋書店新宿本店3F人文書コーナーで、じんぶんや選書フェア「知と言葉の連環を見るために」が始まりました。 今回は『「百学連環」を読む』(三省堂)を中心に74冊を選んでおります(品切れ本を含む)。 書き下ろし(1万3千字)のブックガイドも配布中…

「ジュリアン・シュロファー――雑食のデザイナー」

『アイデア』No. 375(誠文堂新光社、2016/09)に翻訳を寄稿しました。 ★エイドリアン・ショーネシー「ジュリアン・シュロファー――雑食のデザイナー」 オランダのデザイナー、ジュリアン・シュロファー(Juurian Schrofer, 1926-1990)の略伝。原文(英語)…

『「百学連環」を読む』にかんするあれこれ

『「百学連環」を読む』(三省堂、2016/08)関連のリンクをこのエントリーにまとめております。 ★「日経新聞」(2016.08.14朝刊) https://id.nikkei.com/lounge/auth/password/proxy/post_response.seam?cid=8677051 ★「静岡新聞」 http://square.at-s.com/…

『「百学連環」を読む』(三省堂)と刊行記念イヴェントのおしらせ

たまにはお知らせ以外の詮無いことを書きたいものだと思いつつ、気づけばお知らせばかり書き綴る大人になってしまいました(嗚呼)。 もっとも、かつてならブログに書いていたようなしょうもないことは、それ以前の段階において各種SNSなどに、細かく刻んで…

近刊『脳がわかれば心がわかるか』

お知らせで恐縮です。もう少し先のことですが、6月のはじめに吉川浩満くんとの共著『脳がわかれば心がわかるか』(太田出版)が刊行される予定です。 これはいまから12年前、2004年のロックの日に出た『心脳問題――「脳の世紀」を生き抜く』(朝日出版社)の…

三中信宏+山本貴光「本を読むときに系統樹で考えるための《可視化することばとビジュアル》」

2015年11月に、三中信宏先生と行った対談です。 全3回に分けて掲載される予定です。 (念のために申せば、ちょっと何を言っているか分からないかもしれませんが、タイトルは編集部によるものです。) dotplace.jp 余談ですが、同ページの一番下に「関連する…

ゲンロンカフェ「人文学は本当に危機なのか?」

2016年03月02日(水)に、吉川浩満くんと、ゲンロンカフェで話します。 そもそも「人文」ってなんだろうという根本から、目下の神経歴史学のような試みまで、準備中の「百学連環」や『文学論』に関する議論も交えつつ整理・検討する所存。 ただいま鋭意準備…

紀伊国屋書店じんぶん大賞2016

紀伊国屋書店じんぶん大賞2016のブックフェアが、全国の紀伊國屋書店で始まりました。 見事大賞に輝いたのは、岸政彦さんの『断片的なものの社会学』(朝日出版社)でした。第2位は森田真生さんの『数学する身体』(新潮社)、第3位は大澤聡さんの『批評メデ…

アンケート「2015年の収穫」

『週刊読書人』2015年12月11日号に回答しました。 挙げたい本は数ありますが、今回は歴史に関する3冊を選んでいます。 dokushojin.shop-pro.jp 同紙増刊号の「PONTO」第4号は「LGBT」特集。 http://dokushojin.shop-pro.jp/?pid=96380293

紀伊國屋じんぶん大賞2016プレイベント

★紀伊國屋じんぶん大賞2016プレイベント「「じんぶん」のモンダイを語る」 お知らせが続いて恐縮です。 斎藤哲也さん、吉川浩満くんと共に2015年の人文書を振り返ります。 日時:2015年11月22日(土)14:00-16:00 場所:紀伊國屋書店新宿本店 備考:無料・要…

「記憶のデザインのために――来たるべき知識環境の構想」

★「記憶のデザインのために――来たるべき知識環境の構想」(ÉKRITS) ウェブサイト「ÉKRITS/エクリ」に、エッセイ(試論)を寄稿しました。 「記憶」については、いつの頃からか、ずっと気になっていて、本や文献を集め読んだり、いまも試行錯誤を繰り返して…

近況など

すっかり夏のようですね。ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。 最近取り組んでいたことについてお知らせします。 ★2015年06月05日発売予定の『群像』2015年07月号(講談社、ISBN:B00Y8FC5AG)の「私のベスト3」のコーナーにエッセイ「ペンはわれらを調教する」…

2015年度の講義

お知らせばかり続いて恐縮です。 2015年は、以下の講義を担当いたします。 ・「ゲーム学I」「シリアスゲーム論」(東京工芸大学) ・「ゲーム企画」「ゲーム制作」(東京ネットウエイブ) ・「ゲームプログラム」「ゲーム制作」(東京ネットウエイブ別科) …

"読み飽きない"読書の技法

★「"読み飽きない"読書の技法」(『週刊読書人』2015年04月17日号、第3086号) 2015年03月27日に東京堂書店で開催された大澤聡さんとの対談「言葉が紡いだニッポンの批評空間――装置としての神保町を再考する」を、書評紙『週刊読書人』に掲載していただきま…

チキさんのラジオ番組

2015年04月15日(水)の深夜、荻上チキさんがメインパーソナリティを務めるラジオ番組「Session-22」(TBSラジオ)にお招きいただいてお話ししてきました。 チキさんとは、吉川君との共著『心脳問題』(朝日出版社)を出す前からの知り合いでした。そんなつ…

『世界が変わるプログラム入門』(ちくまプリマー新書)

★山本貴光『世界が変わるプログラム入門』(ちくまプリマー新書、2015/04/06、ISBN:4480689389) 2015年2冊目の刊行書は、『世界が変わるプログラム入門』(ちくまプリマー新書)です。 学校などで、プログラムを学ぶ学生から、しばしば質問されることがあり…

『考える人』(新潮社)

★『考える人』(新潮社、2015/04/04、ISBN:B00UNNO74E) 季刊誌『考える人』2015年05月号は、「数学の言葉」という特集です。2013年夏号の「数学は美しいか」に続く数学特集第2弾です。 今回は、森田真生さんのヨーロッパ数学史紀行を中心に編まれています。…

『サイエンス・ブック・トラベル――世界を見晴らす100冊』(河出書房新社)

★山本貴光編『サイエンス・ブック・トラベル――世界を見晴らす100冊』(河出書房新社、2015/03/24発売予定、ISBN:4309253237) 2015年最初の刊行書は、『サイエンス・ブック・トラベル』(河出書房新社)です。 各領域の科学者を中心とした25人のその道の先生…

3刷決定

2014年11月末に刊行した『文体の科学』(新潮社、ISBN:4103367717)、2刷が書店に配本されたというタイミングで、3刷が決定したとお知らせをいただきました。 お読みいただき、ありがとうございます。 なお、文体方面では、昨年の『ユリイカ』2014年11月号(…

2015年春の寄稿・刊行予定

★「国の彼方に、あるいは地球幼年期の終わりに向けて?」(『早稲田文学』2015年春号、筑摩書房、2015/02、ISBN: 4480993037) 「ことばの庭」というコーナーにエッセイを寄稿しました。気になる言葉がテーマというので、「スーパーグローバル大学」について…

回顧と展望

例によって、だからなんだってなものですが、2014年の回顧と2015年の展望を述べたいと思います。 2014年は、吉川浩満君と共に書いた『心脳問題――「脳の世紀」を生き抜く』(朝日出版社、ISBN:4255002770)を刊行してから10年目の年でした。つまり、はからず…

刊行予定

*2014.11.27 発売されました。リブロ池袋本店でのブックフェアも始まっております。 *2014.11.21 「目次」と「関連イヴェント」を追記しました。 *2014.11.17 紀伊国屋書店のサイト「注目の本・書評で読む」へのリンクを追加しました。 *2014.11.05 新潮…

森先生にメールで質問

『ユリイカ』2014年11月号(第46巻第14号通巻652号)の特集は「森博嗣――『すべてがFになる』『スカイ・クロラ』から『MORILOG ACADEMY』まで…クラフトマンの機知」(青土社、ISBN:4791702794)。 「つくる・かわる・わかる(わからないことが)」と題して、…

日本オルタナ文学誌

『IDEA』(誠文堂新光社)の第367号は、オルタナ編集者・郡淳一郎さんの構成・文による特集「日本オルタナ文学誌 1945-1969 戦後・活字・韻律」。 表紙には、英文で"An Alternative History of Poetry in Japan 1945-1969 or A Gutenberg Elegy in a Thousan…

季刊『考える人』2010年春号の特集「はじめて読む聖書」が、このたび『はじめて読む聖書』(新潮新書、ISBN:4106105829)として書籍化されることになりました。 目次をご覧いただくとお分かりのように、わたくしを除く全員が各方面の大先生であります。なに…

ただいま翻訳中

目下、Mary Settegast, Plato Prehistorian: 10,000 to 5000 B.C. in Myth and Archaeology(The Rotenberg Press, 1986, ISBN:0940262347〔リンク先は2000年刊行のリプリント版〕)の翻訳を、相棒の吉川君との共訳で毎日少しずつ進めています。プラトンが『テ…

ゲラで緊張

何年か前、ある雑誌の或る特集号に寄稿したブックガイドを、このたび或る書物に採録していただくことになり、久し振りにゲラを眺めております。 このゲラというのは、なんと申しましょうか、やはり緊張するものであります。というのも、ここで確認をして、必…

試してなんぼ

東京ネットウエイブで4コマ講義。ゲームプロジェクト、卒業制作指導(2コマ)、数学。 制作指導は、学生による開発チームの制作物を見ながら、そのつど指示や疑問を提示するスタイルです。ゲームプロジェクト、数学も、一方的に講義をするのではなく、講義に…

2014年の講義

今年は、藤本徹さんにお声かけいただき、東京工芸大学で「シリアスゲーム論」を担当いたします。また、「ゲーム学1」という講義も担当させていただくことになりました。いずれも月曜日です。 思えば、一橋大学大学院(芸術系基礎科目、思想系基礎科目)、同…

社会のモンダイを遊びに変えるゲームデザインの考え方

2013年11月12日に、藤本徹さんと中原淳さんが担当しておられる講座「メディア創造ワークショップ」の一環として、東京大学駒場キャンパスで行った講義「社会のモンダイを遊びに変えるゲームデザインの考え方」の映像が、東大テレビで公開になりました。 いわ…

回顧と展望

例によって書いている当人以外には、ほとんど意味のないことではありますが、覚え書きがてら、2013年の回顧と2014年の展望について述べてみます。 2013年は、数年越しで抱えていた仕事を片付けられた年でした。 大きな宿題の一つは、ケイティ・サレンとエリ…

『ルールズ・オブ・プレイ』を使い倒すために

お知らせが続いて恐縮です。今年の後半は、数学や明治の学術や文学の世界にどっぷり浸かっておりましたが、年末近くになってゲーム方面のお話が続きます。 2013年11月29日(金)に、Ludix Lab(NPO法人Educe Technologies)主催の公開研究会でお話をさせてい…

連載完結

2011年4月8日から三省堂ワードワイズ・ウェブで始めさせていただいた連載「「百学連環」を読む」も、2013年11月8日掲載の第133回で最終回を迎えました。 数回の例外を除くと、週に一度、毎週金曜日に連載して参りました。 西周が私塾で行った講義「百学連環…

シリアスゲームの公開講座

イヴェントのお知らせです。 来る2013年11月12日(火)の夕方、東京大学駒場キャンパスでゲームデザインについてお話しさせていただきます。 テーマは、「社会のモンダイを遊びに変えるゲームデザインの考え方」です。 藤本徹先生と中原淳先生が東京大学で担…

2013年秋の近況

ご無沙汰しております。油断しているとあっという間に日が経ちますね。 日本女子大学での講義「情報社会論」と最終レポートの採点、成績についての問い合わせへの返信などを終えて、関連の仕事は完了しました。半期14回ほどでしたが、遠藤知巳先生にお招きい…